Jul 02, 2009

携帯の無い青春

石川県では、小中学生に携帯を所持させないよう、保護者の努力義務を定めた条例が出来たとか・・・。家庭の問題を条例で規定するなんて、どうだろ?と感じないわけではないが、この手の話が出るたびに思うことは、「学生時代に携帯なんか無くてよかった!」ということ。

酒井順子のエッセイに激しく共感。この人は、ほぼ同年代なので、思い出も同じように濃くリンク。

本文より

自分に自信が全く無かったあの時代にもし携帯電話が存在して、自分がどれほど他者から思われている存在か(というか「思われていない存在か」)を四六時中思い知らされていたら、私はどれほどゼイゼイしたことか。

<酒井順子『携帯の無い青春』抜粋>

まさに私が、「無くてよかった!」と胸をなでおろす理由です。ゼイゼイどころか、息の根が止まりそうだよ。

大人になった今は、携帯の着信チェックをほとんどしないので怒られるangry、という余裕をぶっこいてられるけど、十代のあの頃だったら・・・・。考えるだけでも恐ろしい・・・。

初版は2007年11月。青春の思い出風エッセイなので、2年経っても別に古くない。かなり楽しく読める。

★★★☆☆

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Jun 08, 2009

伊丹十三という人

「お葬式」「たんぽぽ」「マルサの女」等の映画監督、という認識だけではもったいない!

文筆家でもあった彼は、希代の名エッセイを残しています。
なんと、装丁、挿画までも手がけた、「ヨーロッパ退屈日記」は30そこそこで書いたものです。この作品によって日本に随筆ではなく「エッセイ」というものが誕生した、とも言われています。

  

大江健三郎の友人にして義兄。明朝体を描かせたら日本一といわれた商業デザイナー。個性派俳優(彼が演じた吉良上野介は、私が観たどの吉良よりも意地悪で、嫌な男だった!)。雑誌「モノンクル」編集主幹。名前の通り十三もの顔を持っていたと言われるのもうなずける。
マルチな天才が亡くなってから、もう12年近く。イトイさんが今年第1回「伊丹十三賞」を受賞したらしく、ほぼ日で新しいコンテンツ「天才学級のきざなやつ?」が立ち上がっています。楽しみ!

2007年には愛媛県松山市に「伊丹十三記念館」がオープン。

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Dec 30, 2008

楽園まであともうちょっと

これは、BLマンガの形式をとっていますが、問題はそこではなく、こんな男は現実にはまずありえないという点でファンタジーです。川江務、いい男すぎて眩暈がします。

別れた妻の父親の会社の借金を返すために必死で奔走するやたらと出来た男。結婚したいわマジで、川江。

なぜこの男を手放せたのか?物語中、一番のオトコマエな女、川江の離婚した元妻の小百合。

川江に惹かれる借金取りの浅田君。

これら主要3人に、ヤクザさんやら、浅田の上司やら、川江の昔の恋人やらが次から次へと関わってきて・・・。非常に読みごたえあり、という1冊です。年末年始のおヒマな時間にいかが?わざわざ時間をつくって読んだとしてもマル。

★★★★★

 

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Dec 29, 2007

年末恒例 2007

昨年も同じ時期に書いたけれど、中野翠のコラム本を年末に読むのが恒例になっている。
今年も新刊が出たので、紀伊国屋書店へ買いに行きました。
と、ところがっ!!
なんと売り切れ。びっくりした。人気の本だから売り切れるという訳ではなくて、明らかに初刷りの部数が少なすぎるんだと思う。毎日新聞社の営業の方、もう少し簡単に手に入れられるよう、部数を増やして刷ってください~。今年も本屋を何軒も探し回ったじゃないか~!!

最終的には難波のジュンク堂書店で発見。本屋としての安心感はジュンク堂の方が上だな~。

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Apr 27, 2007

ふたりのすづくり

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「ふたりのすづくり」 川上ユキ著 幻冬舎 1,470円

友人の最新刊です。4月25日に発売になりました。今回は一緒に暮らす二人のためのインテリア指南書なのですが、内容はそれだけにとどまらず物件の探し方から二人の関係性にまで、その独自の視点で応援していくスタイル。
「ちょっと寄り道」と題されたコラムも、すごくいいです。よくわかんないけど、彼女のコラムにわたしはいつも泣かされる。
ものすごく濃い内容の大作。この内容でこの値段はお買い得です。

マイホームを検討されている方や、結婚を控えている方に強力おすすめしたい1冊。もちろんそうでない方にも。友人の欲目ではなく、一級品のインテリアの本ですので。

おすすめ度★★★★★

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Jan 11, 2007

スポーツノンフィクション

スポーツにはあまり縁がないわたしですが、スポーツノンフィクションのジャンルは大好き。

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「敗因と」 金子達仁 戸塚啓 木崎伸也 著
2006年ワールドカップにおける日本代表の敗因とは何だったのか?

面白かった!
敗因は何だったのか?サッカー好きの人からはどつかれそうだが、それは日本代表の幼稚さだったのだと理解した。いや、代表メンバー達はいかにも日本人的で、いわば共感出来る悩みを抱えてはいたのだけれど・・・。うーん、ただそれらをワールドカップの時期に解決できないようではイカンのだ。

さらにサッカーは日本人のメンタリティに非常にマッチしにくいスポーツなのでは?と心配になってきた。だって、ブラジルの国技ですよ。サンバの国です。ラテンの人々って、日本人からは地球上で一番遠い存在のような気がするんだなー。

サッカーはチームスポーツだ。究極のチームスポーツだ。サッカーに比べたら野球は個人競技かと錯覚してしまうほどに。ボタンのかけ違いを修正出来ないまま世界最高の舞台を踏ませてしまったのは、幼子たちには酷だった。


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Jan 09, 2007

本屋さん

年末バタバタしていたので、長年の習慣だった中野翠のコラムを買いそびれた。年が明けて、家の近くの書店へ行ったけどおいてなかった。少し離れた、割と大きい書店へ出かけたが、そこにもなかった。
あれ?、今年は単行本が出なかったのかな、とネットで調べてみたら、ちゃんと昨年末に出版されていた。もう一店舗だけ、近くの本屋へ行ってみた。やっぱりおいてなかった。

こんなに本を探して苦労したのは久しぶり。希少な本でもなんでもないのに!ちょっとショック。家の近くの本屋さんすべてが、自分の趣味とは違うセレクションなんだもんな~。
コラムって敬遠されがちなジャンルなのか?「女性エッセイ」という棚はどの本屋さんにもあったけど。
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↑これが今日やっと買えた本。まだ読んでないけどね。

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Nov 06, 2006

帯留

神は細部に宿る。

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着物コレクターとしても有名な池田重子さんのコレクション。素敵!!!!

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表紙の帯留めは百人一首をカルタを象牙で彫ったもの。著者の貴道裕子さんは京都で古美術商を営む人。

まさに女性が持つ根付といったところでしょうか?美しく、かわいらしく、意匠が凝っていて、高い教養が感じられる。彫金の技術は、今ではもう受け継ぐ職人がいないほどの精密さ。

私は、着物は着ないけれど、着物に関する本が大好き。
着物の最大のルールは、形ですね。洋服のような自由な形はありえない。だから、半襟、帯、帯留め、帯締め、帯揚などで遊ぶのだ。ある1点で抑制されるが故の楽しさ、面白さ。この愛しさは切手のそれに似ているな~。

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Jun 22, 2006

刺繍

刺繍が来る!と思っていた。いま書店の手芸コーナーは刺繍の本がたくさん置いてある。月刊誌も発行されている。
小学生の頃、家庭科の実習でエプロンを作らされた。薄い青の生地のエプロンに刺繍を施すのが課題だった。面白くて、私の興味はすっかり刺繍することに移ってしまい、エプロンが完成したかどうか、記憶は定かではない。刺繍はもちろん完成させました。尾上雅野デザインの女の子の図案です。
幼い頃の私の刺繍アイドルは「尾上雅野」だった。本に書いてあるデザインした人の名前を深く記憶に刻んだのだった。今でも手芸の本にその名前を見つけると、なんだかうれしい。

「ちいさな刺しゅう」 佐藤ちひろ
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今日刺繍の本を買った。とっても素敵。小さな図案は詩心いっぱい。いまの刺繍のアイドルは「下田直子」と、この本の著者「佐藤ちひろ」になるのかな?


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Apr 10, 2006

野菜だより

ネット上に料理のサイトやブログ(いつもお世話になってます)がたくさんあって便利なので、久しく料理の本は買っていなかった。
たまたま先週の土曜日に図書館へ行ったついでに、高山なおみさんの『野菜だより』という本を借りて、数点作ってみた。美味しい!(私の腕ではなくてレシピが)
「実験君のようだ」とオットに評される私の料理のやり方には、レシピ本が不可欠なのですが、この本はガチガチの私に余白をくれたような感じがする。自由にどうぞ、という雰囲気が伝わってとってもよい気持ちで料理が出来る。本の作りも余白が多くて見やすい。自分でメモを書き込んでもOKなのです。これは購入して自分のものにしなくては!と今日さっそく買ってきました。
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それでたまたま「きょうの料理」(NHK教育)を見たら高山さんが出演していて、おいしそうなアサリ料理を作っていた。わたしはわりとこういうシンクロがよくあって、それを野生の勘と呼んでいる。今、ピクルス作りがマイブームだし、春は料理にいそしもうか。

ふくう食堂(高山なおみ公式ホームページ)
日々の日記においしい秘密が隠されているかも

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Dec 27, 2005

年末恒例

中野翠の新刊『甘茶日記』を購入。

毎年出ている彼女のコラム本を買い始めて10年以上。
サンデー毎日に連載された約1年分のコラムが収録されて
いるので、この1年を振り返るのに丁度良く、もはや年末の
恒例行事のようになっている。

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Oct 08, 2005

新刊

友人が3冊目の本を出版しました。

【イロハのインテリア】川上ユキ著

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おしゃれでセンスがよくて、お金ではなく頭を使ったインテリア指南のコラムが満載です。
おすすめ度★★★★★

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Jul 30, 2005

百日紅

杉浦日向子氏が亡くなった。
急にお江戸でござるを降板していたので、どうしたんだろうと思っていたけど、まさか亡くなるなんて。享年46歳。93年に隠居宣言して以来漫画を描くのをやめてしまっていたけれど、でもいつか描いてくれないかなー、と待っていたのに。
まるで自らの運命を知っていたかのようだ。

散れば咲き散れば咲きして百日紅 
加賀千代女

book2

本当は初版の実業之日本社版を載せたかったけど、実家においていて手元にないので最近買った文庫版をご紹介。
葛飾北斎と娘お栄の江戸市井の暮らし、そして江戸の不思議が描かれる。
お勧め度★★★★★

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Jul 13, 2005

舞姫 テレプシコーラ

Book1

バレエ漫画。なのに、こんなに怖い話を描ける山岸涼子という漫画家を、本当に尊敬する。
母親が娘に叶わなかった自分の夢を託す姿が恐ろしい。あからさまな児童虐待と対比される幸せな家庭。でもその幸福な家族でさえ、母の呪縛は虐待ではないと言い切れるのだろうか?
話にぐいぐい引き寄せられてやめられない。思わず、このマンガ読みたさに雑誌ダ・ヴィンチを毎月購読しているくらい。連載がお休みになると次の月までが長い長い。姉の影に隠れて目立たなかった妹が、少しやる気を出して実力を発揮し始めている。がんばれ六花ちゃん、千花ちゃん。

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